めんの製造工程です。

今日は一日中、工場の中に入り粉だらけになりながら、めんの製造をしておりました。

製造工程を簡単に説明しますと、ミキシング→複合→熟成→圧延→切り出し→計量→包装と、なるわけですが、大多数のかたはこれだけではなんのことかわかりませんよね。

ではなるべくわかりやすく説明しますと、まず、ミキシングですが、この工程では小麦粉を食塩水で練り上げる工程のことです。画像①を見ていただくとわかると思いますが、真っ白な小麦粉が食塩水で練り上げるとクリーム色に変化します。これは小麦粉にふくまれる「フラボン」と呼ばれる成分が食塩に反応すると黄色みがかるので、全体的にクリーム色に変化するのです。練り上げられた小麦粉はつぎに複合機に回されます(画像②)。ここでは粒上の小麦粉をロールで潰して帯状の麺帯に巻き取られていきます。次に巻き取りされた麺帯をビニールで包み30分ほど水分を落ち着かせる為に熟成させます(画像③)。その後、4段階のロールで徐々に薄く伸ばしていきます。なぜ、一度にめんの太さまで潰さないのかというと、急激な圧延は小麦粉のグルテンを破壊し、コシのないめんになってしまうからです(画像④)。そして次の工程の切出しで、皆様ご存じのめんになって出てくるのです(画像⑤)。その後の計量、包装の工程は想像がつきますよね。弊社では1玉1玉の麺を全量、重量検査を行っており、一括表示より少ない量目はめんは出荷しないよう厳しくチェックしております。

画像①
画像①
画像②
画像②
画像③
画像③
画像④
画像④
画像⑤
画像⑤