25日の金曜日。いかにも銀行が混雑しそうな日であります。
そんな、年度末の給料日でもある本日25日から27日(日)までの3日間、大宮駅の西口イベントスペースにて「三陸のものマルシェ」が開催されており、そこに丸光製麺が気仙沼市の企業としては唯一出展しております。今日と明日の2日間は、専務と弊社社員の藤野が担当し、最終日は藤野だけが担当させていただきます。
この「のもの」というものはJR東日本が上野駅中央改札外グランドコンコースに設置した店舗の名称で、2012年1月20日にオープン、店舗の運営はジェイアール東日本商事が行っています。「地産品を通じて、地域と首都圏がつながる場に」をコンセプトとし、「食」を中心としたJR東日本管内エリアの魅力的な地産品を紹介、販売することを目的とした店舗で、ネーミングの由来は、地域の「旬のもの」「縁のもの」といった言葉からきているそうです。そして今回は、店舗を飛び出しターミナル駅として利用客の多い大宮駅のコンコースで行うというものです。
JR東日本はこれまで、常磐線や仙石線、石巻線、山田線などの被災地の路線を鉄路復旧させてきましたが、気仙沼線と大船渡線の気仙沼から盛間だけはBRTというバス輸送に切り替えています。乗客数が少ない所謂「赤字路線」、復旧に莫大な予算が必要なことから償却するのは困難としたJR東日本の判断は民間企業なら頷ける経営判断だと思います。だからこういう時こそ国が前面に出るべきなのです。民間にはできないことは国なのです。国は黒字の民間企業にはお金は出さないとのことですが、考えてもみたらJRは旧国鉄、日本国有鉄道のはずです。明治初期、新橋から横浜まで鉄路が敷かれてから、全国津々浦々まで鉄道網を張り巡らせてきた訳ですが、これも税金で賄われていたのです。当然のことながら国民の財産なのです。今回の震災では多くの公共機関も被災しました。道路、橋、港湾、堤防・・・。鉄道もそうだと思います。全て国民の財産のはずです。国で復旧して、JRに貸し出すなど、もう少し知恵を働かせれば解決策はあったように感じます。
しかし、既にBRTは決定事項。JR東日本には今後、より積極的に三陸地方の観光と物産のPRをしていただき、被災地の振興にご協力いただきたいと感じました。
明日は、奇しくも北海道新幹線開業。北海道から九州まで新幹線で結ばれる、おめでたい日?でした。