今日、新聞を読んでいたら、子育て世代の車の購入基準のことが書かれていました。例えば親子4人家族の平均的なファミリーカーといえば、もはや誰もが疑うことはないでしょう。いわゆる5ナンバーのミニバンです。主なメーカーの車種では、トヨタが(ノア/ボクシー/エスクァイア)、日産が(セレナ)、ホンダが(スッテップワゴン)となります。メーカーの開発者によれば5ナンバー2リッタークラスの背高ミニバンでは、奥様方の井戸端会議が売れ行きに大きな影響を持つということです。予想どおり近所の公園などでの井戸端会議でも、意外にも車談義がしばしば行われるそうだ。
そして、奥様達の会議で、スタイリングやハンドリングが話題に上ることはほとんどなく、メインテーマは価格と燃費と使い勝手のようです。多くの家庭で同じクラスのミニバンを所有し、子供たちのスポーツの試合などのときに、交代で出動するのだというから驚きです。「好きな車を買えばいいのに」と思う人もいるだろうし、「ご主人の意見は反映されないの?」と、思う方もいると思いますが、しかし周囲に合わせた行動を取らないと、仲間外れにされてしまう可能性があるので皆さん同じような車種になってしまうのだそうです。5ナンバーのミニバンは新車なら250万円~300万円程、中古車でも人気車種なら100万円を超えるでしょう。そんな高額の買い物を、周りに気を使いながら、子供のためにと目を瞑って、無理やり自分を納得させて同じような車を買うという、今の日本社会の良からぬ傾向であることもまた事実であるような気がします。
これが事実なら、丸光の商品も買い物の決定権はほとんどが奥様。この奥様方の気に入っていただけるような、味、デザインやパッケージ、そして機能や開発秘話など、様々な要因を組み合わせてアピールしていかなければ、購入していただけない時代になってきているのかもしれません。
誰かキーになる、拡散効果のある奥様に丸光のファンになっていただく戦略も有かなと思って読んだ記事でした。