近江商人の心得「三方良し」

(画像は一昨日のキリンヤ・水沢店のショーケースです。丸光の気仙沼焼そばが所狭しと並べてあります。さすが、販売のプロですね、POPが目立ちます。)
(画像は一昨日のキリンヤ・水沢店のショーケースです。丸光の気仙沼焼そばが所狭しと並べてあります。さすが、販売のプロですね、POPが目立ちます。)

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今日は、爽やかな日曜日です。(そんな歌がありましたね!)最高気温も18度まで上がるようです。桜が咲いたと思っていたら、気仙沼地域は既に桜吹雪の今日この頃、葉桜になりつつあります。お花見でもと思っていた矢先の先週来の熊本の地震。とても花見気分になれないうちに、今年も桜の季節が過ぎゆき、大型連休を迎える本格的な行楽シーズンの突入となりした。

この一週間、ブログも地震のことが中心に書かせていただきましたが、今日は、久しぶりに仕事のことです。岩手県一関市を中心に9店舗を展開する、スーパー「キリンヤ」さんと、この度取引する運びとなり一昨日、初回の納品が始まりました。「キリンヤ」さんとは、丸光製麺が気仙沼で被災して、一関に工場を構えてからずっとラブコールを送ってきたのですが、その営業努力が実を結び、ようやく取引に繋がりました。

実は、この「キリンヤ」の高栁社長は、このブログでも以前紹介しました「小山クラブ一関」を仕切る幹事役で、小山会長とは20年にわたりお付き合いがあり、自称「小山フリーク」と名乗るほどの小山会長の熱狂的な信者なのです。その彼が東日本大震災後の7月に小山会長を一関にお呼びして、後援会を開催。たまたま出席した私と家内が、その講演内容に感動して、その後、東京まで押しかけて小山会長に直接支援をお願いし、今日に至っているという、言わば、小山会長と丸光を引き合わせてくれたキーマンなのです。

そんな、「キリンヤ」さんと今後、末永く取引きする上での重要なポイントは、近江商人の心得として有名な「三方良し」の精神ではないかと考えます。「三方良し」とは「売り手良し」「買い手良し」そして「世間良し」という、現代版CSR(企業の社会的責任)のことで、今回の場合の三方とは、「丸光製麺」「キリンヤ」そして「お客様」。世の為になる商品を丸光が製造、そしてキリンヤが販売し、その利益を地域に還元するという循環型のサイクルを構築しながら、お互いの取り組みが継続出来れば、この上ない幸せだと考えています。製造と販売、業態は違っても消費者に購入していただくことで、両社共、成り立つ会社であることを常に忘れずに、お互い流通業界に身を置くものとして、情報を共有しながら常に顧客目線で商品を供給していければ「三方良し」も必ず実現できるはずだと確信しています。この気持ちはおそらく、一関で長年ご商売をなさっている、高栁社長も同じだと思います。

「キリンヤ」のお近くの皆さん。丸光の商品をお見掛けの際は、何卒ご愛顧の程、宜しくお願いいたします。