目的と目標を間違えていませんか?

(今日の丸光製麺・一関工場の上空です。まさしく世界中から持ってきた青空です。)
(今日の丸光製麺・一関工場の上空です。まさしく世界中から持ってきた青空です。)

「世界中の青空を東京に持ってきたような素晴らしい青空が広がっています~」1964年10月10日、東京オリンピック開会式のテレビのアナウンアサーの有名なコメントです。今日の丸光製麺・一関工場の上空はこれまた、世界中の青空を持ってきたような、雲ひとつない「日本晴れ」でした。写真は今日の午前中の様子ですが、本当に雲ひとつもなかったんですよ。

4年後は、再び東京にオリンピックがやってきますが、今日は、とある水泳金メダリストのコーチの本を読んで、感じたことを綴ります。

このコーチは「金メダルは目標であって、目的ではない。」と言い切っています。目的のためなら何をしてもよいのではなく、それを目標とし、人としても成長してゆかなければならいので、水泳はそのための道具であると言っています。折しも昨日、その道を誤った元プロ野球選手の裁判がマスコミを騒がせていたので、その言葉は非常に重みのあるものとなりました。

では、会社組織場合はどうでしょう。会社に所属し、そこで生活の糧を得ていれば、誰しも今のその立場を大切にしたい、少しでも上に登りたいと思うのは当然のことであります。ただ、それに固執すると、自己保身だけが目的となり、企業本来の業務を見失ってしまします。

企業の目標は利益を上げることではあっても、それだけではありません。お客様によりよい商品をお届けし、喜んでいただくことが第一の目標であり目的であるべきで、その結果、その対価として、利益をいただくのだということを、常に肝に銘じなければいけません。

自分の立場を守ることに固執するあまり、どこを向いて仕事をしているのか忘れてはいけないですし、無難にこなしているだけではそこに成長はありません。「よりよい商品をお届けしたい」「お客様の笑顔が見たい」をイメージすることが、丸光製麺の「目標」と「目的」を示すことになるのだと改めて自分自身に言い聞かせました。