18歳に選挙権

今日のニュースは「伊勢志摩サミット」で持ちきりです。七年に一度、開催国になるのだから、時の政権にとっては、絶対に失敗できない最重要案件に違いありません。それにしても、賢島周辺の住民の方は大変な思いをしているようです。学校も今日明日は臨時休校だとか。その分、夏休みが削られるそうです。子供たちまでにしわ寄せをして開催するサミットの重要性とは果たしてどのような成果があったのか注視したいと思います。

そして、今年夏の参議院選挙から18歳に選挙権が与えられ、それを行使することができます。だからなのか、与党も野党もその票を取り込む事に躍起のようにみえます。なんとかして若者に迎合しようとリップサービスに必死のようです。

しかし、私はこの選挙権引き下げには一貫して疑問を感じていました。そもそも政治への関心は、私の場合もそうでしたが、社会の矛盾と怒りも身をもって体験することから生まれるのが本物ではないかと思っています。そして、その矛盾と怒りというのは、自分で働いて手にしたお金が税金で徴収され、しかもその税金が世の中の為ではなく、一部の政治家や利権に私物化されることからくる矛盾と怒りなのだと思います。むしろ選挙権を与えるなら、年齢に関係なく、社会に出て働き、納税しているかどうかで決めるべきではないかと思うくらいです。

18歳といえば、高校三年生も含まれます。受験勉強のさなか、政策をじっくり比較検討し、日本の将来のことを考えている人を選んでほしいと思います。そして、意中の人が当選した暁には、必ず議員活動をチェックして、次回の投票に役立てていただきたいものです。決して最初の投票から棄権などしないようにしましょう。誰かの思うつぼにならないように。