火星人はいる?いない?

先週の5月31日に火星が地球に最接近したのをご存じでしたか?私は、今日、雑誌の記事で知りました。

火星は地球のひとつ外側にある惑星で、太陽の周りをまわる地球の軌道は円に近い形をしていますが、火星の軌道は少しつぶれた楕円形をしているため定期的に火星と地球は接近しまた離れていくそうです。

火星の直径は地球の半分程度と小さいのですが、地球との最接近を迎えるころは火星が大きく見えるため、観察の好機だそうです。当日の夜はいつもより多くの人が望遠鏡をのぞき込んだのではないでしょうか。

火星と言えば私がいつも思い出すのは火星人のことです。イギリスのSF作家H.G.ウェルズの小説「宇宙戦争」(1898)によって描かれた、頭が大きく、手足の細いタコのような火星人をいつも想像してしまいます。もちろん火星人の存在は証明されていません。1976年に火星に着陸したバイキング探査機により、火星にはバクテリアのような微生物も存在しないことも判明しています。

私の少年時代は「ウルトラマン」全盛時代。「M78星雲」ではないですが、遠いどこかに地球と同じように生命を宿す星があるのではないかと、いつも空想していました。たまには、机の上で数字とにらめっこばかりではなく、あのころのように星空をながめてみるのも一興かもしれません。