恐ろしい「エイリアン脂肪」とは?

今日の新聞の健康情報のコーナーに面白い記事が掲載されていたので、ご紹介します。

皆さんメタボリックシンドロームは大丈夫でしょうか?男性は85cm、女性は90cm以上の腹囲がメタボの判断基準といわれています。しかし、もともと痩せ体質のひとでも「最近太ってきたがまだ大丈夫」と安心していませんか?

近年、皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪が注目されています。その名も「エイリアン脂肪」。名前からして恐ろしそうですが、この「エイリアン脂肪」は心臓に付着する内臓脂肪の一種で、付着すると、人間の体はそれを「異物」と認識。体を守るために毒素を放出して脂肪を溶かそうとします。しかし、その毒素が動脈硬化を進める原因になるというのです。

「エイリアン脂肪」が発生してしまうのは、体内の脂肪の「貯蔵庫」がいっぱいになった証拠。やせている人はもともともっている「貯蔵庫」が少なく、「エイリアン脂肪」がつきやすいので要注意です。

これら脂肪の話を分かりやすく例えると、皮下脂肪が「定期預金」、内臓脂肪が「普通預金」、そして中性脂肪(血液中の脂肪)が「財布」になります。財布の中身が足りなくなるとまず、普通預金からお金を引き出します。そして普通預金の残高が足りなくなると定期預金を解約します。しかし、ここまでするのは最後の手段ですよね。

脂肪も同じことで、普通預金を使い切らなければ定期預金には手をつけられません。だから、皮下脂肪はなかなか減らないのです。

そして、心臓をターゲットにする「エイリアン脂肪」は行き場のなくなった内臓脂肪ですから、生活習慣を少し見直すだけで改善できる脂肪なのです。やはり、腹8分目と適度の運動が、エイリアンを倒す力強いウルトラマンかもしれませんね。