「大麦」で夏バテ予防

 

今日は「土用の丑の日」。ウナギのあの香ばしい匂いが日本中の街角で醸し出していることでしょう。

夏バテ防止にはやはりバランスの良い食事が何よりです。ウナギが夏バテに良いからといって毎日食べる訳にもいきません。やはり日本人は「ご飯」と「みそ汁」。そしておかずとなる肉や魚などのたんぱく質と、野菜や果物のビタミン類の摂取が基本です。

しかし、そんな中で最近では穀類の消費量が特に若年層で減少しているといいます。自分で料理しないことや、昨今のダイエットの仕方によるものなのか、糖質制限食ブームが穀類離れに拍車を掛けているようです。

穀類は食物繊維の重要な摂取源で、野菜を食べていれば食物繊維は足りていると錯覚している人がいますが、実は十分に摂取できていないケースもあり、国民栄養調査の結果を見ても、どの世代でも基準値に達していないそうです。

食物繊維には、不溶性と水溶性があり、その中でも注目されているのが水溶性の食物繊維で、特に豊富な食材が「大麦」です。コレステロールの排泄、糖質の腸管からの吸収を穏やかにする、腸内環境を良好に保つなど、美容や健康を気にする方の強い味方なのです。

穀類といえばどうしても、主食のご飯や、小麦を使ったパンや麺などをイメージしますが、大麦や雑穀はサラダやスープなどにも手軽に応用できます。特に白米と一緒に大麦を炊けば、直ぐに「麦ごはん」の出来上がりです。

そして、紫外線のダメージ修復や疲労回復に効果がある今が旬の夏野菜と一緒にサラダなどにしても、夏バテ対策に効果抜群です。

やはり、昔の人は賢いです。今は亡き、私の祖母は家族の健康を考えて生前はずっと「麦ごはん」を作っていました。私もよく食べさせられたのを記憶しています。その結果、今までなんとか大病をしない体を授かったのだと感謝しています。

さあ、お腹が空いたところで、今日は「麦ごはん」と「ウナギのかば焼き」で決まりですね!お父さんはそれに冷えたビールと・・・(ビールの原料の麦芽も大麦が原料でした)。