都が東京から京都へ移る?

今日から8月。丸光製麺/一関工場界隈でも日中の最高気温が30℃超えの真夏日でした。

「熱い」といえば、東京都知事選挙も熱戦の末、小池氏が女性初の都知事に当選しましたね。今日一日はこのニュースでもちきりです。

そんな中、今、文化庁が京都に移転する話が出ているそうです。消費者庁も徳島でお試し勤務が既に始まっています。東京一極集中を避けるのと、地方創生の一環とのこと。

ところで、政府機能の地方移転で以前から噂されているのが、宮内庁の京都への移転の話。そして、この話と同時に皇居の移転の話もあるといいます。もちろんそうなると「京都遷都」ということになります。本当かどうかの信ぴょう性はさておき、もし皇居を京都に移すとなると、やはり京都御苑(御所)に戻すという案が有力でしょうか。

江戸時代まで、京都御苑は1000年以上にわたって皇族の住まいでした。実は、この京都御苑は、世界でも類を見ない建物だといいます。

世界中、王様の住まいといえば、城。敵からの攻撃を防御するために掘りをめぐらし城壁を構え、タワー棟で身を守る、まさに城塞となっていました。日本でも戦国時代などは各地の大名は城を構えていました。

しかし、京都御苑は、京都に行った人ならお判りでしょうが、堀もなければ、まったくと言ってよいほどの無防備にできています。さらに、敵の侵入を防ぐための石垣も、敵を迎え撃つための櫓も、見張りのための天守閣なども、防衛のための施設は全くありません。

江戸時代までは皇族は自分たちを守る必要がなかったことを意味します。これは世界で類を見ない、王家と国民の関係が長年にわたって良好だったといえる素晴らしい話です。

とはいえ、さすがに何かと物騒な今の時代、皇族を京都に移動いただいた場合、そのまま京都御苑という訳にはいかないかもしれません。

この類の話は、都市伝説的な要因が多く、現実問題として考えるとものすごいハードルもあるように思えます。だから単なる噂話なのかもしれませんが、このごろになり急に降って湧いてきたような、天皇の「生前退位」のお話しも何か意図するところがあるのか、考えさせられます。

なんにせよ、首都東京の女性知事には、「日本の顔」として頑張ってほしいものです。やはり就任後の大仕事は、辞職した前知事が行きたがっていた、リオ・オリンピックの閉会式に五輪旗を受け取りに行くことでしょうね。