視点を変えれば、モノは売れる①

商品を販売する苦労は、人一倍、身に染みているつもりですが、この商品が売れるかどうかを判断することは非常に難しいものです。

やはり、何事につけ人生は「ポジティブシンキング」が大切になっているようです。そして、ものは考えよう。仕事も私生活も、うまくいくコツは、「前向きな姿勢」ではないでしょうか。

とある、有名な逸話を紹介します。まずは、近江商人の話です。

上方で商売を始めようと考えた、江戸商人と近江商人がいます。それぞれが上方の入口で立ち寄った、一軒の茶屋での話。

水をもらって、ひと息ついて歩き出そうとすると、茶屋のお婆さんが慌てて、「旅の人、六文払っておくれ」。江戸商人は驚きました。「上方では、水まで銭を取るのか。そんなあこぎな人間のいるところで商売はできない」と考え、江戸に帰ってしまいました。

一方、近江商人は、「上方じゃ、水まで売り物になるのか。これは、何でも売れそうだ」。そして、これは儲かる見込みがあると考え、急ぎ足で上方に向かいました。

同じように商売をしている人間でも、モノごとの捉え方が違うだけで、まったく違う結論になってしまう良い例です。

続く~。