日本国内で久しぶりに夢を感じる話が、三菱リージョナルジェット(MRJ)の話ではないでしょうか。
YS-11以来約50年ぶりの国産機ということで試験飛行に向け、日に日に期待が高まっているのを感じます。JALから32機を受注し、採算ラインの400機を超えたようです。
大都市のハブ空港と地方空港を結ぶリージョナルジェットとして期待されている同機。MRJは現在受注を受けているのは、70席、90席の二機種です。それに今後100席も計画されているといいます。
航空機業界は、世界的に見ると、まだまだ成長期にあり、その中でも61~100席のリージョナルジェットは、もっと需要の多いマーケットなのです。
ではMRJは競争力のある飛行機になる得るのでしょうか?特徴は3つあるとされています。
まず、客室の快適さ。小型機でも天井高もあり、持込荷物の収納スペースも広いとされています。
そして、燃費効率。従来機より20%向上しているとされています。さらに騒音エリアも40%削減され、小型機では環境にもっともやさしい旅客機になるようです。
そして、もう一つが航空会社の利益率改善です。燃費などが向上することで、航空会社の利益率改善に貢献します。
現時点では、競争力のある飛行機と思ます。とはいえ、実際にメイドインジャパンの飛行機が世界に羽ばたくのはこれからです。
その第一歩がまずはANAでスタートしようとしています。いつか世界中の空を国産機が飛ぶようになる日を夢見て期待したいものです。