気仙沼の高層住宅

昨日はあの震災から丸5年の日を迎え、各地で哀悼の様々な行事が行われました。しかし、一夜明けた今日はまた、何事もなかったかのような日常が戻ってきました。

被災地をみますと、かさ上げが終わって次々に真新しい建物がどんどん建っています。災害公営住宅や、水産工場など、住宅と事業者関連の建物が所せましと建ち始めています。気仙沼の場合をみてみますと、大川を挟んで両岸に10階建ての高層の災害公営住宅が建っており、このうち旧南気仙沼小学校跡地に建っていろ住宅はもう昨年から入居が始まっています。その他にも建設中の建物も含めて、震災前の気仙沼にはなかった高層の住宅が何棟も建設されています。もちろん仮設住宅からの一日も早い退去が目的ですが、今後益々進行する少子高齢化の中、5年後10年後のこれらの高層住宅はどのように変貌していくか、住人同志のコミュニティーがどのように変貌していくのか少々不安になってくるのは私だけでしょうか?