「平均寿命」の世界一といえば、もちろん我が国<日本>です。2015年は100歳以上の方が日本では6万人を超えたそうです。もはや、人口減少に突入した日本ですが、100歳以上の人は今後も増え続ける勢いです。
ところが、同じ寿命でも「健康寿命」になると話は一変します。要は、健康で介護の必要のないお年寄りと言った方が分かりやすいでしょう。この「健康寿命」となると、日本はがシンガポールに抜かれているのが現状です。
特に女性の場合、「平均寿命」が86歳ですが、「健康寿命」が74歳と12年の差が出てきます。実はこの差が寝たきりで要介護の期間になっているといいます。現在は、官民挙げて、これを縮めるのが様々な施策が施されるようになってきました。
ところで、「平均寿命」は世界的に見ても、もどんどん伸びていくとされています。すでに専門家の中には、理論上、平均寿命120歳は可能だといっている人もいるそうです。ある人から聞いた笑い話ですが、「90歳、100歳は鼻たれ小僧だ」と。あながち、笑い話ではなくなる日が来るかもしれませんね。
しかし、100歳にせよ120歳にせよ、寝たきりで、病院のベッドの上で体中に管を巻きつけられて10年、20年と生き続けるよりも、自宅の畳の上で、家族に看取られながら、「健康寿命」を全う出来るのが最高の死ではないでしょうか。武士道ではありませんが、「生きるとは、死ぬことと見つけたり」とういう言葉が脳裏をよぎります。幸せな死?を迎えるには、若い時からの健康管理がいかに大切かということでしょう。
人生80歳時代は既に過去の話。今は、人生100歳時代をどう迎えるか?そしてその社会をどう作っていくのか?憲法改正よりも大きなテーマのような気がしますが・・・。