今日は「中秋の名月」

ついこの前まで「暑い!暑い!」を連発していましたが、日没の時間もだいぶ早まり、朝晩などは、すっかり秋の気配に包まれています。空を見上げても、夏の入道雲はどこにいったのやら、今は、赤とんぼも舞う、澄んだ秋の空の風情です。

夜空を見上げると晴れた日には、きれいな「お月様」。9月1日が新月でしたが、それから少しずつ大きくなってきているのはお気づきでしょうか。今年の「中秋の名月」は今日9月15日。これはみなさまもどこかでお聞きになっていることと思います。

中秋の名月は、太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の8月15日の夜の月のことです。中秋とは、秋を「初秋」「中秋」「晩秋」の3段階に分けた呼び方です。今年はそれが今日、新月から数えて15日目の夜の月、ということです。

ところが「満月」は、面白いことに9月17日です。「満月」は、地球から見て、太陽と月が反対方向になった瞬間の月のことです。決め方が違うのでこうしたズレが生じるそうです。

また旧暦の9月13日の月は「十三夜」の月と呼ばれ、これもまた「お月見」の対象とされます。今日の9月13日は今の暦ですから、今夜の月のことではありません。来月、10月13日が「十三夜」です。

旧暦と今の暦の日付が混じってややこしいかもしれませんが、2016年に関しては

  • 中秋の名月  9月15日
  • 十三夜   10月13日

となっているようです。

さて、みなさんは、「中秋の名月」や「十三夜」は、どこでどのように楽しみますか?