会社の命題は永続すること

昨年までは、アベノミクス効果で「株価上昇」や「訪日外国人の増加」など、景気回復ムードのあった日本ですが、昨年の終わりごろから、景気が後退する予兆が多く見えてきていると昨今の新聞や雑誌は伝えています。もともと、地方ほどアベノミクスの恩恵を受けることは稀有で、我々、被災地の中小企業もなんとか人員不足や原料高などの問題を抱えながらも凌いでいるのが現状です。 “会社の命題は永続すること”の続きを読む

あなたの意思で継続しなさい!

私の息子たちが中学校に入学したことは、先日ご報告いたしましたが、部活動はサッカー部に入ると入学前から決めていました。小学校時代は、スポーツ少年団で、小学3年生からサッカークラブに入団していたのですが、本当にサッカーが好きなようで、「中学でもサッカーを続ける」と宣言していました。 “あなたの意思で継続しなさい!”の続きを読む

小山会長の教え「将の器」

今日は、小山会長の直接支援の日です。その中で私の心に響いた教えをお伝えしたいと思います。会社経営では、思いもかけない事態に遭遇します。というより経営者たる者は、順調にコトが運ぶほうが珍しいと覚悟しておいた方がよいのかもしれません。窮地に立たされたときにこそ、「将」としての器が試されるという訳です。危機に際し、慌てふためいてピンチを広げるような失態を犯すようでは人の上に立つ資格はないと小山会長は言い切ります。 “小山会長の教え「将の器」”の続きを読む

明治は遠くなりにけり

ほこりをかぶって使われなくなった。我が家の家庭用エスプレッソマシン。やっぱりコーヒーはミルでじっくり挽きながら香りを楽しみたいものです。
ほこりをかぶって使われなくなった。我が家の家庭用エスプレッソマシン。やっぱりコーヒーはミルでじっくり挽きながら香りを楽しみたいものです。

本当に世の中は広い。そして時には、もの凄い人物がいるものだと感心してしまいます。

とある雑誌に掲載されていたのですが、104歳の現役経営者が東京・西荻窪にいらっしゃるそうです。コーヒー豆の輸入・焙煎店「アロマフレッシュ」を営む安藤久蔵店主がその人です。開業は85歳の時で、以来、およそ20年間、コーヒービジネスを一人で切り盛りしてきているというから驚きです。明治、大正、昭和、平成の四つの時代を生き抜いている安藤さんはどのような方なのか、読み続けてみると、良きも悪しきも「明治生まれの気骨ある日本男児」そのままの方のようです。 “明治は遠くなりにけり”の続きを読む

桜を見るとあの日のことを思い出す

丸光製麺・一関工場の今日のヤマザクラの様子。まだ、数輪の開花です
丸光製麺・一関工場の今日のヤマザクラの様子。まだ、数輪の開花です

今日ついに宮城県に桜前線が上陸しました。宮城県南の桜の名所として知られる白石市の白石城のソメイヨシノが開花したそうです。去年より2日早く、過去10年間で最も早い開花となったそうです。城内では、彼岸桜やしだれ桜も咲き始めたようで、4月2日からは、夜間、ライトアップも楽しめるそうです。 “桜を見るとあの日のことを思い出す”の続きを読む

3.11

午後2時46分震災発生時刻、気仙沼方向を向いての黙祷
午後2時46分震災発生時刻、気仙沼方向を向いての黙祷

絶望の日。決して忘れることのできない日。生きていることに感謝する日。人生が劇的に変わった日。思い出したくない日。etc・・・・・。今日という日を形容する言葉は人それぞれだと思います。

一言で表すのは非常に難しいのですが、あえて表現するとすれば私の場合「生かされた日」になると思います。当日のことをよく思い出してみると本能なのかはわかりませんが、全ての行動が生き抜くために行動していたように感じます。当時は私は専務の役職でしたが、今でも地震後の判断は間違っていないと確信していることが一つだけあります。それは、全従業員と両親を助けたことです。今までに経験したことのない地震の揺れにより必ず津波が来ると直感し、工場内にいる従業員が心配になり様子を見に行くと、機械は横転するは、天井は落ちてくるは、床は亀裂が入るやら、悲惨な状況でした。後片付けには何日かかるだろうという状況でしたが、従業員に対して「一切手をつけるな!今すぐ自宅に帰りなさい」と指示したことです。この一瞬の素早い対応が弊社の全従業員が一命をとりとめる結果となりました。そして、私の両親も地震で腰を抜かしていたのですが、なんとか車で逃がして事なきを得たのです。気仙沼の丸光製麺(当時は丸光食品)の周りには住宅や水産会社など所せましと密集していましたが、後に聞いたところ、どの家もどの会社も誰かしらお亡くなりになっているとのことでした。私は会社にいた全従業員と両親の命を奇跡的に救ったと今でも思っています。 “3.11”の続きを読む