オリンピック前で忙しい東京

新聞の記事に、道路標識を製作する会社が、東京オリンピックに向けて大忙しだと書いてありました。

2020年までに東京都の管轄道路、いわゆる都道に掲げている道路標識1万枚を新しく付け替えたり、上からシールを貼りつけるそうです。主な改善点は、今までローマ字表記だったのを英語表記に改めたり、ピクトグラム(絵文字)を追加して来日する多くの外国人にも分かりやすくするのが狙いだそうです。

例えば、「都庁北」の標識は今までだと日本語の下に「Tocho kita」と記載されていましが、今後は「Tokyo Metropolitan Govemment-N.」との記載に変更になります。また、道路の名称も青梅街道を例にとってみると、「Ome-kaido」から「Ome-kaido Ave.」に変更になります。考えてみれば、日本語をそのままローマ字表記にしても、外国の方からみれば何のことかさっぱりわからないはずですよね。

このような東京都の動きに国土交通省も都内を中心に国道上の標識7千枚を切りかえるそうです。そうなると都内の区道や市道も切り換えないと意味がなくなります。また、オリンピックの一部の競技が千葉県、埼玉県、神奈川県でも行われる予定なので、他県にもこの標識変更をお願いしているとのことです。標識製作会社が忙しくなる訳ですね。

オリンピックのような一大イベントは特に、入念な前準備が必要となってきます。こんな忙しい東京なのに、現在のところ都知事の椅子は空席。世界の笑いものにされないように、東京の顔にふさわしい人を選んでほしいものです。私も元都民として、今回の都知事選挙は興味津々です。