ロープ一本で高所、難所に

世の中には様々な職業があるものだと感心することが時々あります。雑誌の記事で見つけたある職業のことです。

日本で唯一のロープアクセス調査を専門にした会社が京都にあるそうです。その仕事とは、つり橋やダム、岸壁などの高所作業車が入れない場所へロープを使って到達し、腐食や錆、傷などが付いていないかを肉眼で検証するとのこと。

この会社の社長曰く「我々の仕事はスパイダーマンのようなもの。ロープ一本でどこにでも行きます」。仕事の要請は年々増え続け、土砂崩れ現場からディズニーランドまで多岐にわたるといいます。

アトラクションのような華麗な仕事ぶりのようですが、ぶら下がったまま、劣化した部分の長さを測ったり、写真を撮ったり、はたまたノートに状況を記入するまでの工程をこなすには、かなりの体力、特に腹筋と腕力が必要だといいます。

どんな仕事でもやはり、楽しては稼げないですね。基礎となる体力や知力が最低限必要で、その上社会に役立つこととなると、更なるプロフェッショナルな技が必要になってきます。

それにしても、この会社のように「独自固有の長所」を持っている企業は強いですね。丸光もオンリーワンの商品や技術を持たなければと勉強させられました。