2030年氷河期突入?

夏真っ盛りの日本は連日、西日本を中心に猛暑が続いており、夜も熱帯夜で眠れない人も多いのではないでしょうか。毎日のように熱中症で倒れている人のニュースも聞くのもこの時期です。

そんな中、驚くようなニュースをみました。「2030年、氷河期突入か?」というものです。英国・ノーザンブリアン大学のヴァレンティナ・ジャルコヴァ教授は、王立天文学会で「今後15年ほどで太陽の活動が60%も減衰する」というのです。

この発表で、各メディアから「30年ミニ氷河期突入か」みたいな記事が出ています。ジャルコバ教授によれば、太陽内に2つの異なる磁気波があることを発見。2波は周波数が異なるが、両波ともに11年周期で変化するといいます。両波を基に太陽活動の動きを探る新しいモデルを確立したとのこと。そして、その精度は97%だというから驚きです。

ジャルコバ教授によると、30年から突入する「第26太陽周期で、2つの磁気波はまるで鏡に映されたように相殺しあい、(地球は)『マウンダー極小期』のような状況になると推測できる」と話しています。

マウンダー極小期とは、1645年から1715年まで続いたミニ氷河期のこと。この時期、ロンドンでは、テムズ川が完全に凍結し、ニューヨークではニューヨーク湾も凍結したという記録があるらしいのです。その上、緯度の高い地域では、飢餓に見舞われ、人口が大幅に減少したといいます。

もちろん、この話は、どこまで信憑性があるのかわかりません。しかし、以前から地球温暖化説に異を唱えてきた人は、地球温暖化現象はCO2の増加によるものではないといってきました。もちろん実際に未来のことは誰にも予測は出来ません。

でもはっきりしているのは、我々は17世紀とはまったく違う世の中に生きていることです。同程度の氷河期なら生き残る技術も知恵もあります。それほど人類はすばらしい進化をしているはずですから。