犯罪事故がない社会づくりへ

先日、警察OBの方のコラムを読みました。そしたら、街で犯罪を犯す人は、一般の人と別の動きをするのだといいます。

現在、犯罪捜査に防犯カメラを活用されることが多いのはニュースを見れば一目瞭然。先日、カナダで日本人女性が殺害されましたが、犯人検挙に使用されたのが、防犯カメラの映像です。

それほど、現在、世界中のあらゆるところに防犯カメラが張り巡らされています。ある程度の都会では、市街も建物の中もプライベートスペース以外は死角がほとんどない状態になってきていると言ってよいでしょう。

そうした防犯カメラの録画で、犯人の動き方をビックデータで蓄積させていきます。その蓄積させたデータを人工知能などに学習させます。そうすると、防犯カメラ上で異常な動きを察知した人をマークすることができるといいます。これによって、犯罪は相当数減らせる可能性が出てきました。

日本は安全な国とは言われていますが、それでも連日、犯罪や事故のニュースが絶えないような気がします。でも、そうした犯罪や事故がかなり減る可能性が出てきたのです。

一つ例を挙げると、近い将来運転席に飲酒者が座ったとしましょう。それだけで、飲酒をしていないかという知らせが届いたり、あるいは車が動かなくできたりすることも可能なのだとか。また、泥酔状態の人が運転席に座った場合は、警察に通知される仕組みになることもあるらしいのです。

そして、こうしたあらゆる防犯網が張り巡らす社会が到来するのかもしれません。プライバシーの侵害などさまざまな課題はありますが、安心安全な社会づくりには不可欠な技術だと思います。