最近、フライドポテトが乗った立ち食いそばが人気で話題になっているそうです。その名も「ポテそば」。忙しいお父さんの味方である立ち食いそばですが、まさかの発想が売り上げアップに繋がっているようです。
発祥の地は「大阪」。作年の2月に登場してから、大阪の代表的な立ち食いそばチェーン店にも導入されたそうです。やっぱり「大阪」は「食い倒れの街」といわれる通り、庶民の味やB級グルメをシャレを込めて楽しんでいるようですね。しかし、意外だったのは「関西はうどん、関東はそば」とばかり思っていたのですが、私のような50過ぎの頭の固いオヤジは、ついこんな固定概念を持ってしまいます。美味しいものは全国どこでも受け入れられるということでしょう。そして、この「ポテそば」、翌月には東京に上陸しているようですよ。
同じように意外な組み合わせでヒットしたのが、イチゴ大福。大福とイチゴの出会いから生まれ、今では和菓子の中でも確固たる地位を築いています。こちらの商品は発祥の地が曖昧で、東京や関西のお店で、我こそが「発祥の店」とか「元祖」を名乗っているようです。今は、情報が瞬時に伝わる時代。ビジネスチャンスと思えば、どんどん競合他社が乗り込んでくる時代です。新商品を開発したらまず、先行販売しているところはないか確認して、知的財産を申請するなどの対策を打たないと、せっかく苦労して開発した商品も人に真似される結果になりかねません。
このように、意外な組み合わせでヒットした商品はその他にもたくさんありますが、皆さんにも人に話したら「ドン引き」されるような組み合わせで、楽しんでいる食べ物があるのではないでしょうか?私の家内などはいわゆる「マヨラー」で、サラダはもちろん、ご飯にもマヨネーズをかけて食べています。私なんかは、マヨネーズを使うのは「子持ちししゃも」を食べるときくらいのものです。
そして、昨今は、企業も、異業種で手を組んだり、地方と東京の組み合わせをビジネスに取り入れることで成功しているところがあるようです。ヒトもモノもビジネスも新たな出会いや繋がりが重要なのですね。我々、めん業界も、冒頭で紹介した「ポテそば」のように、柔軟な発想で商品開発をしていかなければ、これからの時代は生き延びられないと思います。頭の固い私も、今年度は仕事もプライベートも新たな出会いや繋がりを積極的に取り入れていきたいと思っています。