一昨日の七夕の日に、日本人宇宙飛行士・大西卓哉さんを乗せたロシアのソユーズ船が、国際宇宙ステーションに向かって飛び立ちました。七夕の日に宇宙へ向けて出発なんて、偶然にしては出来過ぎの感もありますが、無事に職務を果たして帰還していただきたいものです。
ところで、宇宙での食事ですが、1960年代のアメリカのアポロ計画当時は、機能性や栄養の面からフリーズドライや、飛び散らないレトルト食品が主流だったようですが、日本人も大勢、宇宙に進出するにしたがって、日本食の宇宙食も開発されているようです。
その中でも、日本の技術力が表れているのが「ラーメン」です。カップラーメンを宇宙食に応用したといいます。
まず、微小重力の中でも飛散しないとろみのあるスープ。そして、70℃のお湯で湯戻し可能で、形状を保持する一口大の塊状の麺、地上のカップ麺と同じ具材などを開発し、「スペース・ラム」と名づけられ、2005年には野口飛行士の宇宙食として採用されました。
またラーメン以外にも2008年には土井飛行士に「うどん」「そば」「焼き鳥」「いなりずし」「お好み焼き」を、2010年には野口飛行士に「ちらし寿司」「豚しゃぶ」「柏餅」を提供したそうです。いずれもインスタントラーメンの開発で培った技術の応用だといいます。
それにしても、チューブのようなもので食事をしているのかと思いましたが、以外にも様々なメニューがあって食事の楽しみも味わえるようですね。これらの宇宙食は、筑波の宇宙センターや、東京の日本科学未来館で、我々でも購入出来るそうです。
丸光の麺も、今後技術開発次第では、宇宙に飛び出す時がくるかもしれません。そう考えると夢が広がります。その為には、今の製麺技術のレベルアップを図らないといけませんね。やはり、日々の精進が大切だということに尽きます。