「ランドセル商戦」真っ盛り!

「革工房・山本」のHPより。やはりランドセルは黒と赤がしっくりきますね。
「革工房・山本」のHPより。やはりランドセルは黒と赤がしっくりきますね。

「お盆商戦」「クリスマス商戦」「年末商戦」など、「~商戦」と呼ばれるものは、その記念日のせいぜい一ヶ月位前からが相場だと思っていましたが、来春の入学用の「ランドセル商戦」はこの夏休み期間中がピークを迎えるというから、その早さに驚きです。

「ランドセル商戦」は年々早まる傾向にあり、今年は5月の大型連休前に売り場を設置した百貨店や大型店が多いといいます。

今では、水色やピンクなどのカラフルな色彩のランドセルが多い中で、今年は親の意向からか、黒や赤の昔ながらの落ち着いたデザインが復権の兆しありとか。

私の知人に奈良でランドセルなどの革製品を製造している「革工房・山本」のご子息・山本一暢さんがいます。毎年、この時期には全てのランドセルを売り切ってしまうとのことです。インターネットで今年の販売を開始するとアクセスが急増して、会社のネット環境が一時ダウンすることもあるとか。今では、東京の銀座と表参道にショールームを構える盛況ぶりです。

彼に言わせると、5月に親子でショールームに下見に来て、夏休みに入り祖父母と一緒に三世代で再来店され購入されるパターンが多いといいます。もちろん支払いは、おじいちゃん、おばあちゃんで、少子化のためか予算は増加傾向だといいます。

この「革工房・山本」の価格帯は5万円台から20万円まで幅広く、売れ筋は7万円~8万円位の間のようです。一瞬、「高い」と思いましたが、考えてみれば子供が6年間お世話になる「ランドセル」です。やや高くても、いいものを子供に買い与えたいと思う親心は皆一緒のようですね。

私の子供達も今年の3月まで、ランドセルのお世話になっていましたが、東京の祖父母に買っていただいた高級なものでした。6年間、子供たちの悪態に耐えながら、ほとんどほころびもなく、また6年間使えそうな丈夫なランドセルでした。かといって、おさがりで誰かにあげるわけにもいかず、かといって捨てるわけにもいかず、今でも大切にしまっています。

「革工房・山本」さんでは、今日と明日のネット販売で、2017年春分のランドセル販売は終了するといいます。来春に入学のお子さんがいらっしゃるご家庭では、一度HPを覗いて見てはいかがでしょうか?

http://www.kabankobo.com/