リオでのパラリンピックも終わり、開催前から何かと問題が多かったリオ五輪も全日程が終了し、4年後の東京五輪に注目が集まっています。
パラリンピックは、障害者アスリートの戦いとして意義あるイベントだと思います。それと同時に、オリンピック以上に車椅子や義足などのメーカーの威信をかけた戦いだとも言われています。
もちろん、健常者のオリンピックでも、スポーツブランドは大金を出して激しい戦いを見せています。そして、選手と共に100分の1秒の争いに全力を注ぎます。
そして、パラリンピックは、さらにそれ以上になるといいます。アスリートと障害者用器具メーカーの2人3脚の戦いになるからです。
日本にも、そんな障害者スポーツ用器具メーカーがあります。車椅子で世界をリードするのは、日本のオーエックスエンジニアリングという会社です。
これまでのパラリンピックで106個のメダルを獲得しているそうです。車椅子テニスの世界的プレイヤー国枝慎吾選手も、オーエックスエンジニアリングの車椅子を使用しています。また日本人で初めて夏冬のパラリンピックで金メダリストになった土田和歌子選手も使用しています。
一方で、義足といえば海外メーカーが先を走っています。アイスランドのオズール社とか、ドイツのオットーボック社などが有名です。
オズール社は、障害者陸上の100mで世界記録を持つオスカー・ピストリウスが使用していることで有名です。
そこで、ついに今回のリオ五輪で日本のメーカーなども参入してきているといいます。ミズノやソニー系のサイボーグなどは日本選手に製品を提供しているという話です。
義足の進化は著しく、4年後の東京五輪では、100m走で9秒台の選手がでるのではないかと言われています。そして、東京五輪の次となる2024年の五輪では、あのボルト選手の記録を抜くのではという噂もあるほどだといいます。
障害者スポーツが健常者スポーツの記録を抜く日も近いかもしれません。そうなると一つのオリンピックで、障害者も健常者も区別なく世界中のアスリートが競い合う、人類の祭典が行われる日がくるかもしれませんね。