今日の丸光製麺一関工場界隈は一日中、肌寒い雨でした。一枚羽織るものがほしい程でしたので、おもわず暖房に火を入れました。道すがらの田んぼでは田植えのシーンをよく見かけるようになった当地方ですが、時折、今日のような寒の戻りがあるので、まだ暖房器具は片付けられません。
そんな中、会社に着いてメールチェックすると、とある東京の取引先からこんなメールが届いていました。その一部です。<・・・取り急ぎ、解禁前のドラフトのフライヤー案を頂きましたので、共有いたします。宜しくお願いします!>
???「フライヤー」って何?丸光で「フラーヤー」といえば「天ぷらうどん」「天ぷらそば」に入っている「天ぷら」を揚げる機械の「フラーヤー」が真っ先に頭に浮かびます。そして、メールに添付されていたファイルを開くと、なんのことはない、ただのイベントの「チラシ」の原稿でした。<へぇ~、「チラシ」のことを「フライヤー」とも言うんだ。「チラシ」でいいのに・・>などと思いながらとネットで調べたところ、微妙に違いがあったのです。以下、ネットからの引用です。
まず、「チラシ」ですが、大量に印刷されて、大量に消費されるイメージがありますが、語源は、まさしく「散らし」から来ています。つまり、パッと散らしてしまうための印刷物だということです。主な用途は、新聞の折込広告が一般的。また、新聞とは別にポスティングされたり、街中で配られるなど、セール情報や定期的な告知用に使われます。とにかく目に入ることが重要で、デザインや色使いも派手なもの、商品や販促に対する直接的な内容が多くなります。また、大量に使われるため、印刷も基本的にはコストダウンを意識した薄めの紙が一般的です。
では、問題の「フライヤー」です。英語でチラシはflyer、つまり元々は同じものなのです。呼び方の違いから、用途に違いが出てきたようです。「フライヤー」は、「チラシ=散らし」に対して、飛行機やヘリコプターなどから撒くもので、飛んでくるイメージの印刷物なので、「フライヤー」というそうです。今はヘリコプターからばら撒くことはできませんが、主な使われ方は、店舗等に据え置かれて、顧客の手に取ってもらったり、若者のイベント告知用に手配りすることが多い印刷物です。
このように、「チラシ」と「フライヤー」では微妙に用途が違うため、印刷デザインのポイントが変わってきます。また、「フライヤー」は、「チラシ」よりもサイズが小さめで、厚手の紙を使います。内容は「チラシ」よりもデザイン性を重視する傾向があります。「チラシ」に比べると、何となく「フライヤー」の方がおしゃれなイメージがありますが、そのため、イベント宣伝の告知に使う印刷物は、「フライヤー」と呼ばれることが多くなるようです。~引用ここまで。
いかがでした?微妙な違いをご理解いただけましたか?今日も一つ勉強になりました。様々な業界で、それぞれ専門用語があるのですね。今度、印刷屋さんにおしゃれな「チラシ」を頼むときには、こう言って、“通ぶって”みようと思います。「お中元用フライヤー3,000部、納期月末まで、ヨロシク!」果たして通じるでしょうか?