大企業に就職することが、人生にとってリスクという時代

今日で7月もお終い。本当に月日の経つのは早いものです。東北地方も梅雨が明けていよいよ夏本番です。

そんな中、来春、大学や高校を卒業する人々の就職活動は、夏休みが本当の勝負の時期です。今年から6月1日が就職活動の面接解禁日となりました。その時すでに、面接の解禁というより、内定確定日といった方がよいらしく、売り手市場が続いているというのが大方の見方のようです。

しかし、本当に優秀な学生は、もはや就職活動をしないとのこと。本当に優秀で、志のあるトップ層は、自らベンチャーで起業するらしいです。他には、スタートアップベンチャーにインターンシップに行きそのまま内定って感じです。

彼らにインタビューした記事です。「なぜ大企業への就活をしないの?」というと、こんな答えが返ってきます。「多くの大企業は温室、こんなところに入ったら自分がダメになります。スタートアップベンチャーはこの先どうなるかわからないからリスクだらけ。でも、リスクが少ない大企業ほど、僕の人生にとってリスクなのです。」凄い考えですね。

彼らにとっては大企業に就職することはリスクそのもの。理屈では、まったくその通りだと感じます。今までは、いい大学へ進学して、いい会社に就職するというのが一般的な理想形だと思っていましたが、世の中、徐々にではありますが、変化がみえてきました。

20代だからこそ、冒険できる。これを理解しているベンチャー企業は、大学1~2年生から優秀な学生をインターンシップで招き、サバイバルゲームに参加させています。それは、ないないづくしの中でどうたくましく生きるかを、実践で学ぶ最高の教育環境ともいえます。

そう言えば、震災後知り合った20代の起業家は、大企業のスピンアウトではなく、こういった生き方をしている人が非常に多いと感じます。若い人がどんどん起業していく、これからが楽しみです。私自身もいい刺激になります。