グーグルAIが囲碁のプロ棋士に勝った!

今年に入って間もなくだったと思いますが、グーグルAI(人工知能)が囲碁のプロ棋士に勝ったことは、大きな話題を呼びましたね。

グーグルの人口知能研究グループが、囲碁で中国出身のプロ棋士と対局し勝ったというニュースでした。すでにチェスや将棋ではコンピュータが人間に勝っているが、囲碁は今回が初めてらしいです。

というのも囲碁は、将棋やチェスと比べて打てる手の数が桁違いに多いことから計算が複雑だからとか。対局のパターンは、チェスの場合は、およそ10の120乗、将棋の場合は、およそ10の220乗とされていますが、これが囲碁の場合、10の360乗以上になるとされています。

そんなこともあり、2、3年前まではコンピュータがプロの棋士に勝つのは2025年頃と予測されていました。それが2016年に達成とは、AI(人工知能)の進化がものすごい勢いで進んでいることを物語っています。

毎年、スイスで開催される「ダボス会議」で、ロボットや人工知能の発達により今後5年で510万人が失業するという報告があったと新聞に載っていました。この手の話は、ここ数年様々なところで語られるようになってきました。

このAI(人工知能)の発達に危機感を抱く人もいれば、明るいという人もいます。2029年には1台のコンピュータが人工的に創出される知性が1人の人間の知性を超えるともいわれています。

1台のコンピュータ等が人工的に創出される知性が全人類80~100億人の知性を超えるとされています。いわゆる2045年問題。最近よく2045年問題が話題になりますが、これが技術的特異点、シンギュラリティの年なのだそうです。

今から20~30年後には、我々人間ははたして一日何時間働いているのでしょうか?恐らく単純作業はAI(人工知能)にとって代わっているはずだし、仕事の仕方もだいぶ変わっていることでしょう。

これからの若い人はその時のことも想像して、職業選びをした方がよいかもしれませんね。それだけに、人工知能が囲碁のプロ棋士に勝ったことは大きな事件ともいえます。