オリンピックとスポーツビジネス①

リオ五輪が閉会して、今度はパラリンピックが始まりますね。そんな中でスポーツビジネスについての記事を見かけました。それを読みながら自分なりに考えてみました。

すでに皆さんご存知のようにすったもんだの結果、東京の新国立競技場は、一度白紙撤回されました。世論は、予算も大幅に絞るという意見が多いこともあり、当初計画よりワンランクダウンした規模の新国立競技場になる可能性が高まってきました。

もちろん、同じようなモノを作るのに、コストだけアップしていくのはどうかとは思います。しかし、コストだけの議論になり過ぎるのも危険をはらんでいるような気がします。

皆さん、思い起こしてください。2013年9月8日に東京五輪の決定時の熱狂振りを。安倍首相自らプレゼンし、「お・も・て・な・し」が流行語にもなりましたね。そう考えると、昨今の議論はかなりトーンダウンし、小池東京都知事は予算見直しを叫んでいます。

こうした国家的建造物は、いったいどういった効果を狙うのか、それをも議論さなれていない可能性があります。

でも、そもそも、日本の場合、スポーツビジネスがとても下手なような気がします。プロ野球にしろ、サッカーにしろ、黒字経営はほんの一握りで、ほとんどのクラブチームが赤字です。スポーツ自体ビジネスにできていないことと、今回の新国立競技場の件がどうしてもダブって感じます。

しかし、世界を見渡せば、スポーツビジネスのプロはいっぱいいます。もともと、オリンピックが商業化していくプロセスで一番活躍してきた企業は、広告代理店だといいます。東京五輪招致にも一枚からんでいたようですね・・・。

では、どうすれば東京が、日本が、スポーツで活力のある国になれるのでしょうか。

~続く