日本の「おもてなし」は大丈夫?

リオ五輪が終わり、4年後の東京五輪に期待が高まっていますが、外国人の受け入れ態勢を今のうちに見直す必要があるのではないでしょうか。

9.11以降、アメリカの飛行場の入国審査は厳しくなっていて、1時間以上並ばせられることも多くなったといいます。しかし、ここに来て改善されているようにも感じる人が増えていることも度々聞きます。

さて、日本の売りは「おもてなし」だとされていますが、事実、「おもてなし」で東京五輪を勝ち取りました。しかし、本当の「おもてなし」が行き届いているでしょうか?

よく見ていくと、今急速に増える訪日外国人の対応に追いついていないのが現状のようです。

まず入国審査。外国人のところは異様に並んでいるようです。日本人用が空いていてもです。こうした光景を海外渡航者の方は何度か見ているといいます。

また成田からのアクセスの悪さは今に始まったことではありません。羽田にしてもそうです。北海道にも新幹線が開通する時代です。それ以上に東京⇔成田間こそ、新幹線を作るべきではないでしょうか。NEXでは時間がかかり、しかも東京駅の乗り換えも大きなスーツケースを持っていると一苦労のようです。

また成田は国内線のトランジットは悪すぎます。今国際線を羽田に持っていこうとする動きがありますが、まだまだ本数が少ないのが現状。

では港はどうでしょうか?博多港には、毎日クルーズで5000人以上の人が入国するらしいのです。そして大型バスに乗りつぐのですが、150台も止まっているといいます。

このように見ると、日本の「おもてなし」とは、あくまで接客での「おもてなし」にすぎないことがわかります。

インフラを整備しなおす、システムを最適化する、シェアリングエコノミーなどの新ビジネスに寛容になるなども「おもてなし」なのではないでしょうか。

実は「おもてなし」が得意なんてとんでもないことです。もしそれを得意と思っていると、日本の観光客は2020年以降大幅に減少するのではないでしょうか。