衣に包まれて調理される「天ぷら」の秘密

丸光製麺創業時からのロングセラー商品の「天ぷらうどん」と「「天ぷらそば」
丸光製麺創業時からのロングセラー商品の「天ぷらうどん」と「「天ぷらそば」
SN3O0662
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丸光製麺では、「天ぷらうどん」「天ぷらそば」という商品を製造販売していますが、今日は揚げ物の話を少々。「天ぷら」に「とんかつ」また「唐揚げ」など、どうして揚げ物はおいしいのでしょうか。

まずは「天ぷら」ですが、外国人の大好きな日本食の上位に必ず登場します。その語源については諸説あるようですが、私が聞いた興味深い説は、16世紀に来日したポルトガル人が、歓迎の為、出された揚げ物の料理を食べた後、皿を指さして「これは何か?」と尋ねたそうです。ポルトガル人は当然のことですが、今食べた揚げ物は何かを尋ねたのですが、その時の通訳が間違えて、その揚げ物を盛り付けた皿にたまたま画かれていた寺院のことを尋ねたと勘違いして「Temple」と答えたことが「天ぷら」の語源だという話を聞いたことがあります。

語源はさておき、「天ぷら」は揚げ料理というより、「蒸し料理」だと、おっしゃる料理人がいるそうです。高温の加熱原である油を使用しながら、表面の衣で油を遮断して、高温の熱だけを素材に伝えます。同時に食材の水分や旨みを衣でブロックし、おいしさを逃さないところが、短時間高温型の「蒸し料理」だという訳です。

そして、肉でも魚でも野菜でも食材を選ばないのが「天ぷら」のいいところですよね。なんかお腹が空いてきました。